正倉院展に行った
いやーーーー
かなりよかった。
その時はイヤホンガイドを借りなかった。
でも、作品の解説が丁寧で、当時の流行や背景も説明してくれてとてもわかりやすかった。
だから理解度が高まるし、満足感も得られるので、いい展示会だったなー!と思えた。
今回もそこがまず大変よかったな!
見所をパネルで教えてくれたし、すべての作品に詳しい解説がついていた。あと、正倉院か法隆寺かも書いてくれていて比較がしやすかった。
一章でいきなり雑集に感動してしまった。
結びの
心に忍ぶことを悟り、軽率な言葉を慎み、内なる悪を止め、衆生を救おう
がブチ刺さった
昔の人が言っているこのことで、
まだ我々は悩んでいる…
聖武天皇が結びに使うほど重要(課題)なんやね…
精進しようと思った。
二章は織物染色でこれも楽しかった。
花柄かわいいし、フェルトの絨毯素晴らしくおしゃれ。
北欧やヨーロッパを感じるのはなぜなのかな?
三章は香木がマジでかっこよかった。足利義政と織田信長と明治天皇が使った黄熟香、めちゃめちゃ嗅いでみたい。どれほど豊潤な香りなのか。入れ物もかっこよかった。
ここまで書いて気づいたけど、
国博は配置と展開が素晴らしいな。
どんどん引き込まれていくんだよなあ。
初めは香木とか興味ないのに、一つビデオ見たら魅力がぐんぐん染み込んでいく。
それが次の章に美しくつながっている。
四章はやはり琵琶が素晴らしかった。なんて細かい装飾。裏側が特に素晴らしい。今もそうだけど、見えない部分が凝っているものは高いよね…なんと言うこだわりなのか。あれは変態ですわ。褒め言葉な。あと8年かけて琵琶を復元したのすごい。その音がたまに流れてくるの、最高だったな。
五章は今まで見たものをまとめるような印象だった。柄香炉は三章で香木について学んだので香木が匂い立つ光景が目に浮かんだ。水差し、瑠璃碗の仕事の丁寧さと言ったらもう…職人すげえな!に尽きる。瑠璃碗ほしい。めちゃくちゃ可愛かった。
六章は完全に変態(褒め言葉)だった。塵芥の選抜なんて気が遠くなるでしょ…
1300年燃えなかった正倉院。なぜ燃えなかったのか。何かに守られていたのかな。
燃えなかったことに本当に感謝した。
知らなくても、興味なくてもその作品を見ると一瞬で引き込まれる、知りたい!、もっと見たいと思わせられる品ばかり。
さすが宝物だなと思った。
あーーまた国博好きになってしまった。
今回は実はチケットをもらったからたまたま行けた。自分でわざわざ行っていなかったかも…
今後は国博の平成館の展示はちゃんとチェックしようと思う。
ゴッホ展も良かったけどなー!ー!!迷う!
もしかすると2019年ベスト展示会かも