まともな人間になりたい

ここにはなにもない

松方コレクション展に行った

行って気づいたのが、私はやはりその展覧会が持つストーリーに心動かされるので、

あっさり松方幸次郎すげ~~となった。

 

松方幸次郎は

海外に何年も留学した実業家で30歳で川崎造船所の社長になったイケイケ男。

船、戦争あるからめちゃめちゃ売れるやろ!先作っといたろ!みてみい!めちゃめちゃ売れたやんけ!金持ちやで!絵でもかうか!ええやんけ!!!!!みんなに見せたりたいから絵買うわ!ほんでこそっと外国の船の設計図もくれや!!!!美術館作ったるわ!!いや、あかん!!!!!!!気付いたら会社破綻寸前や!どないしよ~~~~

みたいな人間だと認識している。

 

入ってすぐ国立西洋美術館蔵の睡蓮が飾られていて、美術館60周年おめでとう!おめでとう!感がよかったな…

絵とオリジナルの額を別々に展示したり、絵とその裏を見せたり、いつ誰から買ったかというラベルを貼りだすなど、展示方法が独特でおもしろかった。

一番好きだったのはやっぱりモネなんだよな~~~~~~~

舟遊びにまぶされた睡蓮へのエッセンス、、、ジヴェルニーを流れるセーヌ川、、、愛

好きだよ~~

あと、マティス「長椅子に座る女」の鮮やかな色遣いは行ったことないけどニースの風が吹き込むような気持ちになったな。きっとマティスが好む女性はブルべだよな。ブルべ女性が似合う青みピンクの花ばかり描いてるし。

ゴッホのアルルの寝室、オルセーで見た気がするがどうだったかな…

やはりこういうふうに何かしらに残しておくべきだな。

ゴッホゴーギャンの共同生活ってなんで破綻したんだっけ?と調べたら数年前に国立西洋美術館で二人の展覧会がやっていたようで。行けばよかったな~

ヤバいことでおなじみクールベもめっちゃ絵うまくてかっこよかった。

 当時の新聞の画家を紹介している文章面白かったな。

でも最後の睡蓮は別格よ・・・・もったいないな~~~

あの大きさの睡蓮が、、、、パリの睡蓮はオランジェリーというほっかほかのお布団に包まれているというのに・・・あなたは疎開しちゃって・・・よくわからない倉庫につっこまれて。。。上半分がなくなっちゃって。。。私は悲しくなった。でも修復してもらえてよかったねほんと。。そしてまた西洋美術館に帰ってこられてよかったね・・・

睡蓮のピンクの花をみて泣きそうになった。

 

とはいえ私はやはり一人の人間の一生とその間生まれた作品にクローズアップした展覧会が好きだな。

国立西洋美術館は常設展も見れるけど、やっぱり最後のポロックのナンバー8かっこよすぎません???もう、すべてはあれを見せるために作られているように感じてしまうね。あ~~~最高。

やっぱ美術館ていいすね。涼しいし、まともな人しかいないし。