塩田千春展 魂がふるえる に行った
1日3美術館はしごして結構つかれたけど楽しかった。
美術館はその人のことだけ考えていればいいからきもちが落ち着く。
最後に行ったのは塩田千春展 魂がふるえるで
そもそも森美術館に久しぶりに行ったのでシステムがわからない・・
そして人が多い。。。完全になめていた。カフェも全然あいていないし~
六本木行くときは計画的にしないと…
展示はめちゃくちゃよかった…
人間の、というか自分という生命はどこからうまれ、何を求め命をつなぎ、それを終えるのかを考えているのだろ。
大学時代に描いた最後の油絵。
「テクニックが先立って、中身がないことに苦しむ。」
「油絵具とキャンバスという歴史のある材料を扱いながら、自分の描くその存在の軽さにたえられなくなる」
胸がブチ破れそうになる。
私じゃん
私は一生未完成で、自分が許せない。
塩田さんは別の表現を見つけた。
そして、
表現し続けている
自分が抱えるぐるぐる地獄を作品として明確化できるのがすごい。
私は通り過ぎるのを待っている。
どうでもいいことをしながら待っているだけ。
許せないこと、消えないことに向き合えるのがすごい。
でもたぶん、それと引き換えに失ったものもあると思う。
私はそれを持っているかもしれない。
この展覧会は、生について死について言っているわけではなくて
で、私たちにどう解釈してほしいのかというわけでもないと思う。
いままさに震えている、彼女の魂と、魂を表現した目の前のうごめく塊たちを見せたかったのだと思う。
おそらく、「ねえ?そうでしょう?」とは問いかけていない。
だから私が抱える黒いもの、背負っているものって、実はなにも変わっていない。
「で、あなたはどうするの?」
と言われた気がした。